セメントモルタルライニング工法
小中口径管(φ75mm〜φ650mm)、大口径管(φ700mm以上)、異形管(各種)水道管、工業用水道管、海水導入鋼管、鋳鉄管は長年の使用によって管内面に水垢や錆コブが発生し、ひどいものは穴あきによる漏水という大問題が起きています。セメントモルタルをシームレスにライニングする独創的な再生処理技術は、既設管路の補強延命と導水能力の復元により、高評価をいただいております。
セメントモルタルライニング工法の特徴
防食性にすぐれている | 通常、高いPHであるモルタルに保護され鉄表面を不動態化するため錆びない。 |
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管の補強効果がある | 腐食による減肉がある場合、モルタルの剛性が加わり管体強度の復元が出来る。 |
流速係数が向上 | シームレスにライニングができるので流速係数が向上する。 |
漏水防止に効果がある | ライニング層によって、管内の凹凸などは埋められるので少量の孔は補修できる。 |
剥離しにくい | 鉄とモルタルの線膨張係数はほぼ同じであり、温度変化による伸縮は同じ割合で起きる。厚膜であり、固体圧縮強度が高くアーチ効果が発揮され、剥離しにくい。 |
管の事前処理が簡単である | モルタルは、セメント、砂、水で作られており、 管内の水を除去する程度の簡単な事前処理で施工可能である。 |
長期間の使用に耐える | モルタルライニング管の耐用年数は、極めて長期間に及ぶことが実証されている。米国では1世紀、英国では60年、日本では旭興産の現地ライニングが30年以上。 |
